「イタリアリーグ、サッスオロ４-３ＡＣミラン」（１２日、レッジョネレミリア）

　サッカーイタリア１部リーグ・ＡＣミランに入団した日本代表ＭＦ本田圭佑の「ミラン本田」としてのサインを、チーム合流３日目となる１０日に、日本人として初めてゲットした筋金入りの“本田マニア”で知られる芸人のマギー塁（２９）も現地で試合を観戦した。

　マギー塁は手品師・マギー司郎の７番弟子として活動。本田と顔が似ていることや、自身が本田に憧れていることで、公式ブログでは「ですか？本田」として活動を発信している。本田がＣＳＫＡモスクワに在籍していたときは、日本からロシアまで追っかけ、今回はイタリアにまで行動範囲を広げていた。「ミラン本田」のサインをゲットしたことが報じられ、テレビに電話出演するなどしたことで、普段は３００ほどのブログのアクセス数が５万に激増。“持っている男”として話題を集めている。

　ただ“持っている男”もサインをもらって以降、不運続きだという。ミラノ市内のドゥオモ付近で１０日、黒人の物売りにリュックに無理やりミサンガをくくりつけられ２５ユーロ（約３６００円）を仕方なく払わざるをえなかった。そして試合会場のレッジョネレミリア入りした１１日には、偶然知り合った本田ファンの日本人とホテルを探していて、黒人に道を尋ねると誘導された。しかし誘導されたところは行き止まりで、わらわらと２０人くらいの黒人がわいて出てきて、猛ダッシュで逃げたという。

　それでも、もちろんスタジアムには髪も銀色に染めた“本田スタイル”で堂々登場。道行く人から「ホンダ！」と声をかけられた。しかしながらデビュー戦で、ミランは下位のサッスオロに思わぬ敗戦を喫してしまった。“持っている男”の本田効果はいつのまにかハプニング連続、“持っていない男”へ逆戻り？