【長友一問一答】本田はまだまだやれる
「イタリアリーグ、インテル1‐1キエボ」(13日、ミラノ)
インテル・ミラノの日本代表DF長友佑都は今季5点目となる同点弾を決めたが、チームは1-1と引き分けた。
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‐少しもったいなかったという感じか。正直な感想は。
「ちょっと走り足りないな、というのがあった。自分の2点目のゴールもオフサイドを取られて、残念だ。でも、前を向いて、自分のコンディションはいいので、チームを引っ張るつもりで、もっともっとチームに影響するプレーを続けていかないといけないと思う」
‐実は2点目はオフサイドではなかった。
「残念だ。ただ、常にゴールは狙っている。これをポジティブにとらえると、また新しいポジティブな出来事がやってくる。努力をしっかりして謙虚な気持ちで頑張る」
‐今季の5点目となった。イメージとして描いていたか。
「もちろん得点する感覚、ゴールの感覚は持っていなかったので、イメージはできている。今年は僕自身、今までにないぐらい気持ちが入っているので、自分の想像以上の場所に来ている。それを確信している」
‐前半戦で5得点ということは、シーズン1年で2桁得点ということも視野に入ってきているか。
「もちろん狙っていく」
‐後半の最初の時間帯にピッチ上でカンビアッソとずいぶん長い間、言い合いをしていたようだった。
「ちょっと内容については試合のことなので言えない。彼とはちょっと激しく言い合った。ただやっぱり、お互い信頼し合っているからこそ強い言葉も言えるし、僕自身も思ったことを言える。ケンカになっても、そこは信頼関係があるから」
‐昨日(12日)、本田がイタリア公式戦デビューした。試合は見たか。刺激となるか。
「もちろん見た。もちろん刺激になっているし、彼自身も堂々とやっていた。僕は(イタリアで)問題ないと思っていたので、普通に冷静に落ち着いて見ていた」
‐本田はもっともっとやれそうか。
「彼はまだまだやれるだろう。まだフィジカルも100%じゃないだろうし」
‐フィッカデンティ監督がFC東京のために日本に出発するそうだが。
「一度、電話を入れておきます」
‐本田がミランの入団会見でミランの選手は英語ができるので、イタリア語を学ぶ必要があるかどうかと言っていた。どう思うか。
「僕はとても必要だと思う。みんながみんな英語を話せるわけではない。インテルも外国の選手が多いが、みんなイタリア語を話せる。英語を話せない選手もたくさんいる。そこまで彼(本田)とも話した。やっぱり英語が通じる選手がミランも多いと言っていたが、ただ長くイタリアでプレーするには、やっぱりイタリア語を習得しないといけないと思う。それを勧める。彼ならすぐ習得するだろう」