長友3試合ぶり得点も勝ち越し弾は幻に
「イタリアリーグ、インテル1‐1キエボ」(13日、ミラノ)
インテル・ミラノの日本代表DF長友佑都は今季5点目となる同点弾を決めたが、チームは1‐1で引き分けた。
試合は前半8分、キエーボのFWパロスキが先制点を挙げた。その後の12分、左サイドハーフの長友はアルバレスからのセンタリングを受けて左足でゴール。インテルは同点に追いついた。14分にも長友がシュートを放ち、連続ゴールかと思われたが線審のジャッジはオフサイド。リプレイで見るとオフサイドではなかったと判定するスポーツ・サイトもあった。長友のゴールは昨年12月のナポリ戦後、3試合ぶりだった。
後半に入って長友は、10分ごろまでカンビアッソと離れたところからでも大声を出して、言い合いをする場面がたびたび見られた。プレー面でのポジショニング、守備面でのカバーのことなどが考えられるが、試合後も長友は詳細は明らかにしなかった。しかし、長友がミックスゾーンで報道陣の質問に答えている最中、カンビアッソが通りかかった際に長友の腕を軽くポンとたたいたことから、確執を残さない“和解”だったようだ。
試合は後半、長友も見せ場を作ることなく、試合はそのまま1‐1のドローで終わった。得点は決めたものの、試合後ミックスゾーンに表れた長友の表情には、不満といらだちが明らかに表れていた。