Cロナ泣いた…バロンドール返り咲き

 国際サッカー連盟(FIFA)は13日、スイスのチューリヒで2013年の世界年間最優秀選手など各賞を発表し、男子最優秀選手「FIFAバロンドール」にはポルトガル代表FWクリスティアノ・ロナウド(28)=レアル・マドリード=を選出した。5年ぶり2度目。アルゼンチン代表FWメッシ(バルセロナ)は、5年連続の受賞を逃した。女子の最優秀選手はドイツ代表GKアンゲラーが初受賞した。

 抜群のスピードとジャンプ力、圧倒的な個人技を兼ね備えるC・ロナウドが世界最高選手に返り咲いた。高速ドリブルと破壊力のあるFKは折り紙付き。ここ数年はメッシの後塵(こうじん)を拝してきただけに「この瞬間をずっと待っていた」と涙を流して感慨に浸った。

 昨年は驚異的なペースでゴールを量産。特筆すべきは11月19日のW杯欧州予選プレーオフ、スウェーデンとの第2戦で見せたハットトリックだ。当初は同月15日だった投票の締め切りが2週間先送りされ、ポルトガルのW杯出場権獲得に大きく貢献した一戦は鮮烈な印象を残した。

 母国の英雄で5日に死去した故エウゼビオ氏に「世界で最も偉大な選手だった」と哀悼の意を表し、忘れがたい勲章が新たに加わった。組織戦術が確立された現代サッカー界だからこそ、飛び抜けた「個」の力でゴールを陥れ、チームを勝利に導けるC・ロナウドのすごさは際立つ。その価値があらためて評価された。

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