愛媛、大量12人新加入 6位以内目標
2014年シーズンをJ2で戦う愛媛FCとカマタマーレ讃岐がそれぞれ13、14日に新加入選手発表を行った。愛媛はU‐21日本代表の原川力(20)ら12選手が加わり、昇格プレーオフに進出できる「6位以内」を目標に掲げた。
17位からの飛躍を目指す愛媛には、大量12選手が新加入。13日の新体制発表で亀井文雄社長は、J1昇格プレーオフに進出できる「6位以内」を目標に掲げた。
就任2年目の石丸清隆監督(40)は、「パスをつないで主導権を握り、最後まで足が止まらないサッカーをしたい」と、ポゼッション重視のスタイルは継続。一方で、「ゴール前の質を上げたい」と、リーグ42試合で43得点だった決定力不足の解消を最大の強化ポイントに挙げた。
攻撃力アップに向け、大きな期待を受けているのが京都から新加入したMF原川だ。
U‐21日本代表に名を連ねる20歳。ボールコントロールに優れ、精度の高いシュートも放つ。11日に開幕したU‐22アジア選手権(オマーン)では初戦のイラン戦で鮮やかにゴールを決めている。
同大会出場のため、新体制発表には参加できなかったが、背番号「10」をつける若武者は「愛媛のJ1昇格のために貢献したい」とコメントを寄せた。
さらに「並々ならぬ決意で来ました!」と鼻息荒いのが、福岡から加入のFW西田だ。
09年から3年間プレーした横浜FCでは「ハマの爆撃機と呼ばれていた」と自らアピール。昨年は福岡で5得点に終わったが、新天地では「2桁得点はかならず取る!」。ゴール量産で“愛媛の爆撃機”の異名を勝ち取るつもりだ。
さらにJ1柏、新潟で活躍した経験豊富なDF村上佑や、09年U‐17世界選手権に出場したMF堀米ら、楽しみな戦力が加わった新生・愛媛。J1昇格の夢に向け、一気にジャンプアップを狙う。