ラモス岐阜 J1あがれないけど優勝だ

 J2のFC岐阜は21日、岐阜市内のホテルでラモス瑠偉新監督(56)の就任会見と新入団選手発表を行った。クラブがJ1ライセンスを持たないため昇格はできないが、同監督は妥協なく最上位を狙う姿勢を強調した。会見後には初ミーティングとトレーニングも行い、主将には磐田から移籍した元日本代表GK川口能活(38)を指名した。

 就任後の第一声で、ラモス監督が早速ぶち上げた。「私たちプロですヨ!今年チャンスあれば優勝したいですヨ!今年は上がれないけど、優勝しても何にもならないと思ってるヤツは、途中で追い出すヨ!!」。やる以上は掲げるのはJ2優勝だ。成績で条件を満たしてもJ1昇格はない。それでも、ラモス監督の辞書に妥協の二文字はなかった。

 J1ライセンスの取得のためのハードルは大きい。ホーム長良川競技場の座席増設と、練習グラウンドが隣接した専用クラブハウスが必要で、特に後者はまったくめどが立っていない状況だ。このため、薫田社長はJ1昇格を「東京五輪のある2020年」と長期目標に設定。ラモス監督も事情は理解しているが、「結果を残せば知事も黙っていられなくなる。クラブハウスもできるヨ!」と、J2優勝を果たすことで環境整備の機運は一気に高まると見ている。

 この日は110人の報道陣が詰め掛けた。それでもラモス監督はミーティングで「オレは注目度を上げることはできる。でも、これが続くかどうかはおまえたち次第だヨ!」と選手たちに訴えた。

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