大宮・家長、古巣G大阪は「強くない」
「練習試合、大宮0‐0G大阪」(5日、清水台総合公園)
宮崎県西都市でキャンプ中のJ1大宮が、G大阪と45分1本、30分1本の変則的な練習試合を行い、主力組は0‐0で引き分けた。4‐2‐3‐1のトップ下で先発し、攻撃の中核を担ったMF家長昭博(27)は下部組織時代から育った古巣・G大阪を「そんなに強くはないっす」と冗談交じりに切り捨てた。
ゴールこそなかったが、家長はドリブル突破やボールキープで大宮の核になった。対戦相手は昨季途中まで在籍したG大阪。ハートに火がつくのかと思いきや、「結構(対戦を)やってる。ホンマ、何もなくなってきてます」と、あっさりと振り返った。
「サッカーも選手も変わっていない」と分析しつつ「そんなに強くはないっす」とチクリ。きつい言葉にも聞こえるが、試合前後には選手、スタッフと談笑していただけに、家長流の古巣へのエールといえる。
2日の大宮ユースとの試合では右サイドだったが、この日はトップ下。大熊監督からは「裏に出て行けるようになれば、スーパーな選手になる」と期待がかけられている。家長は「ガンバはライバルというか、J1の1つ。公式戦で勝てるようにしたい」と静かに闘志を燃やした。