C大阪フォルラン初弾!柿谷と連携上々
J1・C大阪に加入したウルグアイ代表FWディエゴ・フォルラン(34)が13日、宮崎キャンプ初日の紅白戦で“来日初ゴール”を決めた。2010年W杯南アフリカ大会でMVPと得点王に輝いた超大物ストライカーの登場に、C大阪の宮崎キャンプとしては異例の200人近いファンが来場した。
最後に見せ場がやってきた。柿谷が前線で相手選手にチェックをかけると、計ったようにボールはフォルランの足元へ。左足でのシュートは静かにゴールに吸い込まれた。
来日初得点の感想は「ヨー…イチ、ロウ?ヨーイチロウが、いいプレスをかけてくれたので、ボールが僕のところにこぼれてきた。押し込むだけだった」。名前を覚えたての柿谷のプレーをたたえ、笑顔を見せた。
前日に来日したばかりだが、約2時間、すべてのメニューをこなし、母国での自主トレの成果を実証した。雨中での練習で100%の全力プレーではなかったものの、「気になるのは時差。体調に影響はあると思うが、乗り越えてベストコンディションにしたい」と前向きだ。
宮崎入りした直後には宮崎神宮での必勝祈願に参加し、神社の参拝を初体験した。「今シーズンの無事を祈った」後に「スバラシイ」と、日本語で感想を口にした。
「プライドでサインはもらわんときます」と冗談を言っていた柿谷も「要求することは要求していきたい。経験が違うので(こちらが)学ぶことは多い」と、超大物の合流に表情を引き締めた。いきなり、15日のJ2岡山との練習試合出場も期待できるフォルランの第1歩だった。