内田W杯ピンチ 右脚手術の可能性も
サッカー日本代表のDF内田篤人(25)=シャルケ=がW杯に出場できない可能性が浮上した。14日、負傷した右脚の検査と治療のために日本へ一時帰国。シャルケのケラー監督はクラブの公式ウェブサイトに「(状態は)あまり良くなさそうだ。ひょっとしたら手術が必要な可能性もある」とのコメントを出した。
ドイツでは深刻な報道もされている。サッカー専門紙ビルトのウェブ版には、今季絶望の恐れがあるというヘルトSD(スポーツディレクター)の見立てが掲載された。5月に終了するリーグ戦に復帰できないようなら、6月12日開幕のW杯も危うくなる。
9日のハノーバー戦で患部を痛めた後は、肉離れだとみられていたこともあり、内田は「(けがは)友達みたいなもの」と気丈に語っていたが、成田空港に降り立った際の表情は暗く、うつむいたままでその場を後にした。けがや今後の治療については、ひと言も語らなかった。