フォルラン、来日初戦で35メートル弾

 「練習試合、C大阪5‐0岡山」(15日、宮崎市国際海浜エントランスプラザ)

 FWフォルランが来日初ゴールを決めた。J1C大阪は15日、宮崎市内でJ2岡山と練習試合(45分×4本)を行った。今季から加入したウルグアイ代表FWディエゴ・フォルラン(34)は日本代表FW柿谷曜一朗(24)との2トップで先発出場。1本目の30分に先制点となる約35メートルのロングシュートを左足で沈めた。試合は計5‐0でC大阪が勝利した。

 やはりFWフォルランは本物だった。あいさつ代わりの来日初ゴールは、その実力を証明するには十分すぎるものだった。

 0‐0で迎えた1本目の30分、DF丸橋の縦パスに抜け出したフォルランは、ワンバウンドしたボールを約35メートルの距離から左足をダイレクトで振り抜いた。誰もがシュートを打つとは思わなかった予想外の一撃。ボールは鮮やかな放物線を描きGKの頭上を越えてゴールに吸い込まれた。

 青い瞳のストライカーは「GKが前に出ているのが見えた。美しいゴールを決めることができてうれしい」と笑顔で振り返った。

 前日の練習後、FW柿谷らに積極的なシュートの必要性を説いていたフォルランだったが、自らの“金言”を初実戦でいきなり体現して見せた。

 チームメートも驚きを隠さない。2トップでコンビを組んだ柿谷が「世界ではああいうのが普通ということだと思う。これだけ注目されてあれをやるのがすごい」と話せば、アシストの丸橋も「シュートするとは思わなかった。ビックリした」と目を丸くした。

 2本目の6分には、約25メートルのブレ球FKで相手ゴールを脅かすなどフォルランは64分間プレー。周囲との連係を確認するかのように前線を精力的に動き回った。「1週間後には問題なく90分できる」と話し、今季最初の公式戦となるACL(アジア・チャンピオンズリーグ)浦項戦(25日・韓国)への出場に自信を示した。

 開幕戦の相手でもある広島・森保監督も視察に訪れるなど、集まった約3000人がワールドクラスのプレーを目の当たりにした。前日までの雨が上がり、抜けるような青空は、まさに“フォルラン日和”だった。

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