Ｊ１Ｃ大阪に加入したウルグアイ代表ＦＷディエゴ・フォルラン（３４）が宮崎キャンプ４日目の１６日、来日初となるファンサービスを行った。

　晴天に恵まれた日曜日、練習場には前日の練習試合を上回る約４０００人が詰め掛けた。フォルランを待ち構えるサポーターの列は合わせて２００メートル近くにも及び、約４５分を掛けてサインや写真撮影に丁寧に応じた。Ｗ杯ＭＶＰもさすがにぐったりした様子で、「ツカレタ」と日本語で苦笑いだったが、フォルランの“おもてなし”に練習場はサポーターの笑顔に包まれた。

　Ｃ大阪の練習場から約１キロ北では、開幕戦の対戦相手・広島がＪ２熊本と練習試合を行った。実は両チームは同じホテルに宿泊しており、ＦＷ佐藤は前日にフォルランと会話したことを明かした。日本語で「ユックリ、アワテナイデ」と開幕戦でいいプレーをしないよう“けん制”されたという佐藤は、「（フォルラン加入が）いい影響を与えるのは間違いないし、セレッソは手ごわい相手」と警戒感をあらわにした。