柿谷「ヤンマースタ」初戦必勝誓う
サッカーのJ1・C大阪は20日、ホームスタジアムとして使用する長居陸上競技場(大阪市)の命名権をヤンマーが取得したと発表した。新しい名称は「ヤンマースタジアム長居」に決まり、長居第2陸上競技場も「ヤンマーフィールド長居」と命名された。契約期間は3月1日から5年間。料金は税別で年額計1億円。新スタジアムのこけら落としは4月12日、宿敵・G大阪との大阪ダービーが予定されている。
創設20周年を迎えたC大阪をメーンスポンサーが全面的にバックアップする。この日、大阪市内のホテルで会見に出席した日本代表FW柿谷曜一朗(24)は、「サポートしてくれたヤンマーの名前が付き、僕もみんなも喜んでいる」と感謝を口にした。
新装されたヤンマースタジアム長居での初戦は、4月12日のリーグG大阪戦。柿谷は「初めてがガンバで負けられない試合になった。セレッソの力を合わせて勝ちたい」と大阪ダービー必勝に向けて力を込めた。
会見にはウルグアイ代表FWディエゴ・フォルラン(34)も出席した。「サッカーで心がけていることは、ベストのプレーができるように戦うこと。チームメートとともに戦い抜きたい」と悲願の優勝を請け負うシーズンを見据えた。
宮崎キャンプ終盤には左太ももの違和感を訴えて離脱したフォルランだが、「問題ない。一番元気じゃないの」とC大阪の岡野雅夫社長は断言。25日にアウェーで開催のアジア・チャンピオンズリーグ浦項戦(韓国)も出場に支障はないようだ。
チームの戦力、環境の補強は充実一途。新主将の日本代表MF山口蛍(23)は「新戦力がたくさん入り、今年は優勝が狙える、できると僕ら自身も信じてやっている。必ず優勝します」と自信満々に言い切った。