横浜M惨敗…9季ぶりACL復帰飾れず
「アジアCL・1次L、全北3‐0横浜M」(26日、全州)
守って耐えるのにも限界があった。横浜Mは後半16分、ゴール前のスペースを突かれて均衡を破られると、決壊したように失点を重ねた。0‐3。中沢は「2、3点目はいらなかった」と悔やんだ。9季ぶりに戻ったACLの舞台で、厳しい現実を突き付けられた。
崩れた守備陣より、攻め手を欠き攻撃の形が見えない方がよほど深刻だ。司令塔の中村は、かつて日本代表のオシム元監督が言った「各駅停車」という表現を使った。「目の前のパスだけ。もっとワンツーとか3人目の動きとか…」と、もどかしそうに振り返った。
22日の広島戦に続く完敗で、チームは袋小路に迷い込んだままJリーグ開幕を迎えようとしている。樋口監督は「メンタルの部分を立て直さないと」と危機感を漂わせたが、残された時間は短い。