フォルラン強行出場へ 再来日即走った

 「J1、徳島-C大阪」(8日、ポカリ)

 J1C大阪は7日、アウェー・徳島戦に向けて大阪市此花区の舞洲練習場で最終調整を行った。ウルグアイ代表の国際親善試合オーストリア戦(5日・クラーゲンフルト)を終えたFWディエゴ・フォルラン(34)は、この日午前に関西空港着の航空機で再来日。ランニングと室内トレーニングの別メニュー調整だったが遠征メンバー入り。強行出場でチームに今季初勝利をもたらす。

 冷たい風が吹き付ける舞洲で、フォルランは黙々と走った。自らのコンディションを確かめるように約30分間のランニング。スパイクを着用することなく、ボールを蹴ることもない別メニュー調整だったが、疲れた様子も見せず「いい感触だったよ」と笑みをこぼした。

 強行出場に踏み切る。アウェーで行われた5日(日本時間6日)の親善試合オーストリア戦にウルグアイ代表として出場。当初の予定通り前半45分間のプレーだったとはいえ、疲れがないはずはない。片道9000キロ超の距離を往復。10時間をゆうに超えるフライトを経て、この日午前に再来日したばかり。そのまま練習場に直行した。日本とオーストリアの時差は8時間。機内では日本時間の午前1時から7時に合わせて睡眠をとったことを明かし、「よく眠れたよ」と経験豊富なベテランらしく時差調整に励んだ。

 ポポビッチ監督はフォルランの起用について「明日までのお楽しみ」とはぐらかしたが、戦術確認では2トップの一角にFW杉本が入っており、途中出場が濃厚だ。

 開幕戦を落としたチームにとっては、敵地とはいえ勝ち点3が必要な一戦。前節5失点を喫した徳島相手にも「簡単な試合など絶対ない」とフォルランに慢心はない。来日初ゴールで今季初勝利をもたらす。

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