新主将・蛍のFK弾でC大阪サクラ咲ク

 「J1、徳島0-2C大阪」(8日、ポカリ)

 C大阪は前半10分に日本代表MF山口蛍(23)がクラブのJ1通算800得点となる直接FKを決めるなど、アウェーで徳島を2‐0で下して今季初勝利を挙げた。J1初参戦の徳島は2連敗となった。3連覇を狙う広島はDF塩谷の2試合連続ゴールで川崎に2‐1で競り勝ち、2連勝とした。G大阪は新潟を2‐0で破り、J1復帰後初勝利。神戸‐柏は引き分けた。

 新主将が勝負を決めた。0‐0の前半10分、山口がゴール前約20メートルで倒されて得たFK。背番号6の右足から放たれたボールは、5枚の壁を越えてゴール右上隅に吸い込まれた。昨年5月18日のリーグ柏戦以来となる先制のFK弾は、クラブの記念すべきJ1通算800得点目となった。

 「自信があったので蹴った。タカ(扇原)も『蹴りたい』と言っていたが、最終的に自分がもらったので」

 FKの名手でもあるウルグアイ代表FWフォルランも「すごい」と日本語でたたえた一撃。開幕戦ではフォルランが務めたFKだが、「(ゴールを)決めているのはオレだけなので、今のところ優先順位は一番」と、キッカーの座をやすやすと譲るつもりはない。

 育成出身初の主将として、今季から左腕にキャプテンマークを巻く。2月のキャンプでは食事の際、仲の良いFW柿谷だけでなく、他の選手のテーブルも回ってコミュニケーションを図った。

 ランニングで先頭を走るなど、日々の練習からも自覚がにじみ出ている。後半4分にイエローカードをもらう場面はあったが、代表帰りの疲れも見せずに、攻守両面で別格の輝きを放った。

 開幕戦で敗れたチームに今季初勝利をもたらし、「アウェーで難しいゲームになったが、勝ち切れたのは大きかった」と胸をなで下ろした。悲願の初優勝へ、まずは勝ち点3を積んだ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    スコア速報

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス