C大阪・柿谷2戦連発も3失点完敗
「ACL・1次リーグE組、C大阪1-3山東」(11日、ヤンマー)
E組のC大阪はホームのヤンマースタジアム長居で昨季中国スーパーリーグ2位の山東に1‐3で敗れ、通算1分け1敗となった。途中出場の日本代表FW柿谷曜一朗(24)が、後半39分にACL2試合連続となるゴールを奪った。J1で2連覇したF組の広島はシドニー近郊のゴスフォードでセントラルコースト(オーストラリア)と対戦し、1‐2で逆転負けし、通算1分け1敗となった。
目を覆いたくなるような完敗に、サポーターからは容赦ないブーイングが飛んだ。
開始早々の前半5分にセットプレーから失点。主将の日本代表MF山口は「戦う部分で負けていた。見に来た人に申し訳ない」とうなだれた。ポポビッチ監督も「1点を失うまで戦う姿勢が見られなかったことは恥ずべきことだ」と手厳しかった。
“個の力”も見せつけられた。CSKAモスクワで日本代表MF本田とプレーした元ブラジル代表FWワグネルラブに反転シュートから2得点を許すなど、昨季は一度もなかった3失点。DF山下は「ここまで屈辱的なのは久々」と唇をかんだ。
8番を背負って以来、初めてのベンチスタートとなったFW柿谷が、途中出場の後半39分にACL2戦連発で一矢を報いるのが精いっぱいだった。背番号8は「勝負にも試合にも負けた。結果を受け止めて反省したい」言葉少なに振り返った。
次戦は15日のリーグ清水戦となる。課題をどこまで修正できるのか、指揮官の手腕が問われる。