日本人5人目!岡崎、欧州2ケタ弾
「ドイツリーグ、ホッフェンハイム2-4マインツ」(15日、ホッフェンハイム)
マインツの日本代表FW岡崎慎司(27)はアウェーでのホッフェンハイム戦に2トップの一角でフル出場し、2‐2の後半30分に今季10点目となるゴールを決め、終了間際にも追加点を挙げて4‐2の勝利に貢献した。欧州主要1部リーグでの2桁得点は日本選手5人目。同MF細貝萌(27)のヘルタは、同DF酒井宏樹(23)のハノーバーに0‐3で敗れた。シュツットガルトの同DF酒井高徳(23)はブレーメン戦にフル出場し、チームは1‐1で引き分けた。
与えられたチャンスを生かし、岡崎が7試合ぶりのゴールで区切りの2桁得点に乗せた。逆転勝ちに貢献し「決め切れて良かった」と白い歯を見せた。
2トップの一角で先発した前半は思うようにボールがつながらず、沈滞ムードが漂った。0‐2とされた後半途中、トゥヘル監督が動くと「交代を覚悟した」という。ところが、監督の指示は岡崎をワントップに残しての布陣変更。ゴールへの気迫はさらに増した。
2‐2に追い付いた直後の後半30分。左クロスに頭で合わせ、今季10点目をマークした。相手DFの前に位置を取った時点で「前に入ったら決められると思った。あとはたたきつけて、外さないようにという感じだった」と狙い澄ましての一撃だった。
終了間際にはスルーパスを受けて右足でGKの股間を抜き、勝利を決定付けた。「最後だったので気楽に打った」と笑いながらも「やっぱりゴールで評価されるのでほっとしている」と胸を張った。