徳島4連敗…柏に完敗4戦連続無得点
「J1、徳島0-2柏」(23日、ポカリ)
徳島は柏に0‐2で完敗した。終盤に守備陣が崩れて、後半32分にDF橋本和(27)、同40分にMFレアンドロ・ドミンゲス(30)に得点を奪われた。これで開幕から4連敗。苦戦は続くが、29日の敵地広島戦(Eスタ)でJ1初勝利を目指す。
1点、2点…。許したリードが、とてつもなく重い。開幕から4連敗。小林監督は「決定的な形はできてきた。顔を上げて次に臨みたい」と前を向いた。
前半は2トップの高崎、ドミンゲスが積極的な守備から攻撃につなげた。ボランチの斉藤、浜田との連係も良く得点を与えなかった。
だが、後半残り15分を切っての勝負どころで守備が乱れた。32分、40分といずれも左サイドから崩されて痛い失点を喫した。
4戦連続無得点で、試合終了の笛を聞いた。しかし、少しずつ光は見えてきた。後半25分、右サイドを切り込んだ大崎が絶妙のセンタリング。小島のシュートはGK菅野の好守に阻まれたが、相手ディフェンスを崩した。
その直後にも、ドミンゲスが右サイドから好機を演出。攻撃の流れ、リズムは着実に良くなってきた。
気持ちひとつに
兄・レアンドロとの初対決に敗れたドミンゲスは「残念ながら、今回は僕の負けだった」と悔しさをにじませた。だが「チームはまだ勝てないけど、シーズンは始まったばかり。下を向かずベストを尽くす」と気合を込めた。
勝利は近づいている。気持ちをひとつにして、次節の広島戦に臨む。