メッシがハット!バルサがレアルに勝利
「スペインリーグ、レアル・マドリード3-4バルセロナ」(23日、マドリード)
微妙な判定が続出したレアル・マドリードの本拠地でのクラシコは、FWメッシのハットトリックなどでバルセロナが逆転勝ち。同日の試合でアトレチコ・マドリードが勝利したこともあり、優勝争いは再び上位3チームが勝ち点差1の中にひしめく混戦となった。
試合は前半7分にMFイニエスタのゴールでバルセロナが先制。レアルは23分までにFWベンゼマの2ゴールで逆転したが、バルセロナもメッシのゴールで前半終了前に同点に追いついた。
試合は後半に入っても大きく動いた。レアルは54分、C・ロナウドが自身が倒されて得た“エリア外のファール”からのPKを決めて勝ち越し。しかし、これは序章に過ぎなかった。
65分、バルセロナはカウンターからFWネイマールが抜け出し、相手DFセルヒオラモスとの接触でPKを獲得。メッシが、このPKを決めてバルセロナが再び同点とし、一方のラモスは一発退場となった。また決勝点となった85分のPKも微妙な判定からのものだった。
2つのPKを含め、ハットトリックのFWメッシは「この勝利はとても重要。バルサは大事な場面では、いつも結果を出している。この流れを続けないと。これ以上のミスは許されない」とコメント。
一方、微妙な判定が“1対2”で不利に働いた格好のレアル側は怒り心頭。C・ロナウドは「僕らがリーガで優勝しないよう望んでいる人たちがいるのかもしれない。審判を見たけど神経質になっていて顔が青白かった。あんな状態で正確な判断をすることはできない」と一刀両断。退場処分を受けたラモスも「ウンディアーノ(主審)がもう二度と笛を吹かないことを望む」と吐き捨てた。