C大阪9年ぶり首位ならず 柿谷不発
「J1、C大阪0‐0新潟」(29日、金鳥スタ)
2位のC大阪は新潟と0‐0で引き分けた。日本代表アルベルト・ザッケローニ監督(60)が視察したが、日本代表FW柿谷曜一朗(24)は開幕から5試合連続ノーゴールに終わった。
1点が遠かった。多くの決定機を迎えながらのスコアレスドロー。日本代表FW柿谷は「結果として引き分けなので悔しい。最後のところで決めるだけだったが、口で言うのは簡単。結果で示せるように頑張りたい」とうつむいた。
前半12分に同MF山口が仕掛けたこぼれ球に反応して鋭いミドルを放ったが、シュートはこの1本のみ。後半23分にウルグアイ代表FWフォルランが退き1トップに入るまで、トップ下として新潟MFレオシルバの対応に追われた。疲弊したのか、後半28分に相手ペナルティーエリア内で倒された際には珍しく右足がつったようなしぐさも見せた。
新潟は昨季開幕戦で背番号8を背負い初めてのゴールを挙げた相手。視察に訪れた日本代表ザッケローニ監督の目の前で今季リーグ戦初ゴールも期待されたが、開幕から5試合連続不発となった。
昨季から続く金鳥スタジアムでの連勝は4で止まった。勝てば05年11月以来9年ぶりの首位に立つ可能性もあったが、次節以降に持ち越された。