代表初招集の広島DF塩谷6戦4発!
「J1、名古屋2-5広島」(6日、豊田)
3連覇を目指す広島は、合宿初招集のDF塩谷司(25)の2試合連続ゴールなどで名古屋を5‐2で下し、2位に浮上した。
破竹の勢いを体現する勝ち越し点だった。後半11分、広島の塩谷は敵陣右サイドでボールを奪取。駆け上がって右クロスを受け、フェイントを入れて冷静に左足で蹴り込んだ。「GKのタイミングを外せた。(自分に)勢いは確かにあると思う」と白い歯を見せた。
リーグ戦で2戦連発。DFながら6試合4ゴールと得点力を発揮している。空中戦や対人プレーの強さに、強烈なFKも武器とする。一気に株を上げ、7日からの日本代表候補合宿に初招集された。
25歳の新鋭は「注目されるのはうれしいし、チームも勝っているのでどんどん続けられるようにしたい。(代表で)チャンスもあると思うので、しっかりアピールしたい」と力強く話した。
塩谷の活躍が象徴するように、3連覇を狙うチームは強さを示した。開始早々の劣勢を簡単にはね返し、森保監督は「自分たちのやるべきことをやり続ければ追い付けるという自信を選手は見せてくれた。塩谷は想像以上に伸びてくれている」とご満悦だった。