広島、千葉決勝弾でカープと“W首位”
「J1、広島1‐0FC東京」(12日、Eスタ)
3連覇を狙う広島がFC東京を1‐0で下し、3連勝で勝ち点16として今季初の首位に立った。後半35分にDF千葉和彦(28)のゴールで均衡を破った。
ほえた。均衡を破る値千金ヘッド。首位奪取の立役者・千葉が感情を爆発させた。
0‐0の後半35分。左コーナーキックだ。高萩からの球をニアサイドで頭で合わせた。「(得点の)嗅覚を持っている」。相手DFの前に素早く入りドンピシャで合わせた。
得点をアシストしたのは“髪”だ。この試合に向け、気分転換も兼ね長髪を短くした。襟足や前髪をさっぱり。「前髪を切ってから前がよく見えた。良かった」。視界良好に笑顔をみせた。
この勝利で今季初めて首位に浮上した。カープも中日に2連勝し単独首位だ。共に首位に立ち、森保監督は「広島が盛り上がる。お互いに結果を出せているのはうれしい」と白い歯をこぼした。
この試合を皮切りに、アジア・チャンピオンズリーグを含め1カ月で9試合を戦う。「いい結果を出せるように頑張る」と千葉。首位を守り続け、3連覇へ突き進む。