斎藤わずか2分で2発!横浜M逆転星
「ACL・1次リーグ、横浜M2-1全北」(15日、日産ス)
第5戦が行われ、G組の横浜Mはホームで全北(韓国)と対戦し、MF斎藤学(24)が2得点して2‐1で逆転勝ちし、決勝トーナメント進出に望みをつないだ。G組は4チームが最終戦を残していずれも勝ち点7で並ぶ大混戦となった。H組の川崎は敵地で貴州(中国)に1‐0で勝ち、3勝2敗の勝ち点9とした。
決めた自分も驚くスーパーゴールだった。後半19分、DFドゥトラのスローインを、横浜Mの斎藤が振り向きざまにダイレクトシュート。ボールは鋭いドライブ回転の軌道を描き、ゴールへと吸い込まれた。
「びっくりした」と振り返る一撃で同点とすると、直後の20分には相手のミスを見逃さずに逆転ゴール。敗色濃厚だった戦況を一変させた。
頭に残っていた。スタジアムへ向かうバスの中で、海外を含めたスーパーゴール集の映像を見たという。「打たないと入らない。それが残っていたのかもしれない」。視察に訪れた日本協会の原専務理事も「あれで流れが変わった」とうなった一発。昨季から獲得に動くドイツ1部・ウォルフスブルクのスカウトが目を光らせる中で、輝きを放った。
22日の敵地・広州恒大戦で勝てば、1次リーグ突破が決定する。「自信を持って広州に乗り込みたい」。勢いそのままにアジアの挑戦は続く。