柿フォル弾で逆転 C大阪が決勝T進出
「ACL・1次リーグE組、山東1-2C大阪」(23日、済南)
最終戦が行われ、E組のC大阪はアウェーで山東(中国)を2‐1で下し、通算2勝2分け2敗の勝ち点8で、3年ぶりの決勝トーナメント進出を果たした。後半3分にウルグアイ代表FWディエゴ・フォルラン(34)のゴールで勝ち越した。F組の広島もホームでセントラルコースト(豪州)を1‐0で下し、3度目の挑戦で初の16強入りを決めた。ホームアンドアウェー方式で行われる決勝トーナメントは5月6日に始まり、C大阪は広州恒大(中国)と、広島はウェスタンシドニー(豪州)と、川崎はFCソウルと対戦する。
3分間の逆転劇だった。0‐1の後半開始わずか37秒、日本代表FW柿谷のACL4得点目となるゴールで同点に追い付くと、同3分にはウルグアイ代表FWフォルランがゴール左隅を打ち抜き試合をひっくり返した。今季2度目となる柿谷とフォルランのアベック弾。桜のダブルエースが、ベスト8に進出した11年以来3年ぶり2度目の決勝トーナメント進出に導いた。
前節のホーム浦項戦(16日)で退席処分を受けたポポビッチ監督と退場処分で出場停止の日本代表候補FW南野を欠く中、チームは3‐4‐3の新布陣で挑んだ。前半19分に山東FWワグネルラブに先制PKを決められる劣勢を覆して手にした公式戦7試合ぶりの白星。5試合連続2失点を喫していた守備陣も最後まで踏ん張った。
次戦は中2日で首位神戸との“阪神ダービー”(26日)を控える。過密日程も影響してリーグ戦では9位と低迷するが、死力を尽くした先にのみ勝利が待っている。