徳島、J1ワーストタイの開幕9連敗
「J1、徳島1-2新潟」(26日、ポカリ)
開幕9連敗。J1初挑戦で苦しむ徳島が、不名誉な記録に並んでしまった。
内容はよかった。2点を先行されても果敢に攻め、「戦う姿勢を見せてくれた」と小林監督。後半44分には、MF浜田が蹴ったFKのこぼれ球をMF衛藤がシュート。飛び込んだ途中出場のDF李栄直が、頭でわずかにコースを変えてネットを揺らした。チーム4戦ぶりの今季2点目は、J1昇格後のホーム初ゴール。記念弾で1点差に迫ったが、勝ち点を奪うには時間が足りなかった。
J1での開幕連敗記録は、96年に京都が記録した「17」。ただ、延長戦が廃止されて現行の90分間制となった03年以降では、開幕9連敗は11年の福岡に並ぶワースト記録だ。
観衆も6096人に低迷。今季リーグ戦初出場でゴールを決めた李も「こういうチーム状況なので…」と笑顔を見せなかった。
ただ、大敗続きの中で1点差は今季最少。中2日で迎えるアウェーの甲府戦(29日)に向け、「厳しい状況の中でもチームは変わってきている」と小林監督。次こその思いをにじませていた。