【一問一答】長友ナポリと引き分け

 「イタリアリーグ、インテル・ミラノ0-0ナポリ」(26日、ミラノ)

 サッカーセリエA第35節インテル・ミラノ対ナポリが26日(日本時間27日早朝)、ミラノのサン・シーロ・スタジアムで行われ、インテルは3位のナポリと0-0で引き分けた。インテルの日本代表DF長友佑都は左サイドハーフで90分フル出場し、シュート1本を放ち、センタリングを上げるなどのプレーでチームに貢献した。

  ◇  ◇

 -難しいナポリ戦で0-0という結果に終わった。

 「リーグ戦の結果が物語っている通り、ナポリは強豪、強かった。特にやっぱりカウンターの迫力だったり、そういう部分はあった」

 -欧州リーグ出場のために勝ちたかった試合だったのでは。

 「まぁ、どんな試合も勝ちたい。今日の試合だけではなく。(ドローというのは)最低限かな。正直、実力的に言ったらナポリの方が上だし、1人1人の能力を見てもナポリの方が上だと思う」

 -前半のペースが持続していれば、今日はいい結果に終わったのでは。

 「前半、こっちもチャンスもあったし、向こうにもチャンスがあった。どっちが(ゴールを)決めてもおかしくない試合だった。サッカーは難しいところで、ボールを支配していても結局、カウンターで一発でやられてしまったりという部分がある。まぁ、前半のサッカーをしていたら後半勝てたのではないかという…そういうものじゃないと思う」

 -相手がカウンターを狙ってきた部分があった。

 「確実にそれはあった。相手が引いて守っていたんで、前から来る感じではなかった。言ったら逆に相手の戦術にはまっていた」

 -次の試合はミラノ・ダービーになる。

 「いよいよですね。まぁ、今日イエローもらわなくてよかった(※長友は累積警告であと1枚イエローをもらうと、次のセリエAの試合で出場停止処分になる状況にある)。ホッとしてます、とりあえず。いい準備をしていきたい」

 -純粋に敵として本田選手とのマッチアップについては。   

 「圭佑とは相手のチームとして戦うのは初めてなので、その舞台がミラノ・ダービーということで、何かこう、彼とは昔からやっぱり同じぐらい高い志を持って共にやってきた仲間でもあり、ライバルでもある。選手としても素晴らしい選手だと思うし。ただ、負けたくはない。マッチアップするとは思うし、いい戦いになるのではないか」

 -W杯で対戦する海外の選手やプレーする選手が頑張っていて、今日は岡崎選手がリーグ戦で14点目を取った。周りの選手を見てW杯へ向けて調子が上がってきているかと感じることはあるか。

 「もちろん調子を上げている選手もいるし、ケガをしている選手もいる。W杯まであと1カ月半。その中でできることをやるしかない。1人1人コンディションを保ってやっていきたい。それだけです」

 -その中で自分としてはどうか。まだリーグ戦が残っているが、日本代表に関しての気持ちはそこまでないかもしれないが、積み上げていくという意味ではどうか。

 「日々の練習からW杯を意識して練習している。その積み上げがどれだけ出せるかだと思う」

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