「Ｊ１、Ｇ大阪３-０徳島」（６日、万博）

　Ｇ大阪が元日本代表ＦＷ宇佐美貴史（２２）のバースデーゴールなどで、徳島に３‐０で快勝した。鳥栖が柏を１‐０で下し、開幕節を除いてクラブ史上初の単独首位に浮上した。神戸は仙台に３‐４で逆転負け。アジア・チャンピオンズリーグによりＣ大阪‐川崎、広島‐横浜Ｍは７月１５日に行われる。

　けがから復帰し、３戦連続で後半途中から出場していたＧ大阪の宇佐美が、今季初の先発出場でバースデー弾となる今季初得点を挙げた。

　前半３７分、ＤＦ藤春とＭＦ今野が左サイドのワンツーで作ったチャンスにストライカーの血が騒いだ。タイミングを見計らいゴール前に飛び込むと、シュートは相手ＤＦに当たりコースを変えながら、ゴールへと吸い込まれた。

　「ラッキーだったけど、気持ちが勝っていた」。３連敗中のチームを救うゴールに、長谷川監督は「先制点は非常に大きかった。さすが、持ってる選手は違うな」と絶賛した。

　宇佐美にとって２２歳の誕生日で、結婚記念日でもあった。「持ってるなーと思った。でも、それが結果につながる。まだまだ勢いづけていける」。特別な日に戻ってきた背番号３９が、チーム浮上への扉をこじ開けた。