本田、最後のW杯覚悟!強い自負心も

 「日本代表・W杯直前合宿」(31日、米フロリダ州・クリアウオーター)

 サッカー日本代表FW本田圭佑(27)=ACミラン=が31日、W杯にかける決意を語った。代表招集後、初めて取材に応じ「次はないぐらいの気持ち」と、最後のW杯にすることも辞さない覚悟を示した。不調に終わった27日のキプロス戦を経ても、「根拠のない自信がある」と宣言。チームに影響力を与えられる存在だと自らを鼓舞した。

 取材エリアに入るだけで無数のフラッシュを浴びる。日本代表にあって、別格の注目度を集める本田がW杯の位置づけを初めて自身の口で語った。

 「(W杯は)4年に1度しかないので、当然ながらここにいる全員、次のW杯の保証はだれにもないわけで。この大会にかける思いという意味で、先があると思って挑んでいるわけではない。ここを節目にやる気持ちで今まで挑んできたので、次はないぐらいの気持ちで自分に言い聞かせてやっている」

 注目すべきは、悲壮さがないということだ。1‐0で勝ったキプロス戦は、本田自身が公式サイトの会員向けコンテンツで酷評するほどの内容だった。その上で、「根拠のない自信がある」と不敵な笑みを浮かべた。

 「根拠のない自信というものがあって、なぜそんな自信があるのか分からない。自分も驚くぐらいの自信。こういうものを持った人が大きな成果を上げるときには、チームに1人、2人は必要なのかなと思う」

 技術や体調は二の次。チームを勝利に導く力があると、自分に言い聞かせているようだった。

 理想とするチームの雰囲気として、4年前のW杯南アフリカ大会初戦のカメルーン戦のロッカールームを挙げた。「手応えさえ持てれば会話もそこまでいらない。2週間でどう雰囲気をつくるか。経験のある選手が、それをしなければならない。僕はその1人」。当時を知る者としての強い自負心を、復活の足がかりにする。

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