ベルギー白星発進 采配ズバリの逆転劇
「ブラジルW杯・H組、ベルギー2-1アルジェリア」(17日、ベロオリゾンテ)
H組初戦でベルギーはアルジェリアに2‐1で逆転勝ちし、勝ち点3を得た。0‐1の後半に途中出場のMFマルアン・フェライニ(26)=マンチェスター・ユナイテッド=とドリース・メルテンス(27)=ナポリ=がゴールを奪った。
02年日韓大会以来、3大会ぶりの出場となるベルギーが鮮やかな逆転勝ちで白星スタートだ。
同大会で主将だったウィルモッツ監督の交代策が見事にはまった。前半にアルジェリアにPKで先制されると、後半20分までに3枚の攻撃カードを次々に切った。
25分、左からのクロスを194センチのフェライニがバックヘッドで同点ゴール。35分にはカウンターからアザールのパスを受けたメルテンスが勝ち越し弾を突き刺した。
いずれも途中から投入した選手が得点した。指揮官は「交代選手が勝敗を分けた。辛抱強くやれば、チャンスはくるだろうと分かっていた」と、してやったりの表情。86年大会で4位に入った“赤い悪魔”が、復活へ大きな弾みをつけた。