韓国は“満足ドロー”李根鎬が先制点
「ブラジルW杯・H組、ロシア1-1韓国」(17日、クイアバ)
W杯直前の強化試合で連敗。不安視されていた韓国だったが、ロシア相手に勝ち点1を獲得した。
洪明甫監督の采配が的中した。後半11分、李根鎬を投入。Jリーグの磐田、G大阪にも在籍した29歳が、思い切りのいいプレーで先制点をたたき出した。
23分、ハーフウエーライン付近からドリブルを開始。ペナルティーエリアの外から右足を振り抜くと、ほぼ正面のボールをGKアキンフェーフがファンブル。思わぬ形で得点が決まった。
李根鎬は前回のW杯では最終選考でメンバーから落選した。「W杯でのゴールはずっと夢見てきたが、いざ入れてみると実感がわかない」。29分に追いつかれたものの、守備陣の健闘も光り「勝ち点を取ったことに満足している」と指揮官もうなずいた。
8大会連続出場を誇るアジアの雄。前回に続く1次リーグ突破へ、確かな手応えをつかんだ。