じらして裏取る!ギリシャと我慢対決だ
「ブラジルW杯・C組、日本-ギリシャ」(19日、ナタル)
耐えて、じらしてギリシャを刈り取る。日本代表が17日にミーティングを行い、攻撃面を中心に対策を練った。相手は堅守速攻が得意なため、パス回しで守備ラインの選手をおびき出してから裏を取ることを確認した。
コロンビアとの初戦を0‐3で落としたギリシャは日本戦は勝ちにくる。日本がじっくりパスを回せば、ボールを奪いにくる可能性が高い。ドイツ1部リーグでギリシャ選手との対戦経験があるMF清武の「思ったよりボールに食いついてくれる」と言う特徴も考慮すると、効果的な作戦だ。
パスの受け手になるFW大久保も、「スピーディーにパスを回して、どう裏に抜けるか、をやればいい。敏しょう性はこっちが上」と、日本の強みを最大限に生かしたい考えだ。
初戦を落とした日本も後はないが、清武は「我慢対決というか、隙を見つけて攻める」と言ってのける。焦った攻撃と積極策は別物。得点につながるパスでギリシャの壁に穴をあける。