19歳FWオリジV弾!ベルギー16強
「ブラジルW杯・H組、ベルギー1-0ロシア」(22日、リオデジャネイロ)
「赤い悪魔」を02年日韓大会以来12年ぶりの16強に導いたのは、チーム最年少で代表出場4試合目の19歳FWオリジだった。0‐0の後半43分、代表初ゴールとなる決勝点を右足で蹴り込んだ。
「僕は父から冷静さを受け継いだ」と、新星は屈託のない笑みを浮かべた。父はゲンク(ベルギー)でプレーしたケニア人FW。ベルギーで生まれ、リール(フランス)でプロデビューを果たしたプロ2年目のオリジは、185センチの長身だが足元にも優れている。
4月に主力FWベンテケがアキレス腱を断裂したためウィルモッツ監督が大抜てき。1日の強化試合が代表デビュー戦だった。W杯で10代選手がゴールを決めたのは当時18歳だった06年のメッシ以来。「もっと成長して、大事なゴールをもっと決められるようになる」と飛躍を誓った。
1次リーグ2試合で挙げた3得点全てが交代選手によるもの。指揮官の確かな手腕に率いられたベルギーが、3大会ぶりのW杯で見事に復活を果たした。