C・ロナ散った…勝利も得失点差で涙

 「ブラジルW杯・G組、ポルトガル2-1ガーナ」(26日、ブラジリア)

 G組で、ポルトガルはエースのFWクリスティアノ・ロナウド(29)=レアル・マドリード=が決勝点を挙げ、ガーナを2‐1で退けたものの、得失点差で及ばず3位で敗退した。ドイツはFWトーマス・ミュラー(24)=バイエルン・ミュンヘン=が得点王争いでトップに並ぶ今大会4点目で米国に1‐0で競り勝ち、1位で16大会連続の突破。米国は2位で通過した。ベスト16が出そろい、27日(日本時間28日)の休養日を挟んで、28日から決勝トーナメントが始まる。

 勝利を告げるホイッスルが鳴っても、C・ロナウドは表情なく頭を振った。米国に得失点差で及ばず、3大会ぶりに1次リーグで敗退。「全力は尽くしたけどダメだった」。ポルトガルのエースは声を絞り出した。

 1‐1の後半35分、GKのはじいた球が目の前に転がった。故障を抱える左足を振り抜き、ゴールに突き刺した。決勝弾となる今大会初得点にも笑顔はなかった。

 突破には大量点での白星が必要だった。1、2戦とは違い、動きにきれがあり、攻めまくった。前半12分に直接FK、同19分に打点の高いヘッドと持ち味全開。チーム最多の9本のシュートを放ち、7本を枠に収めた。

 「好機はつくったけど…」。6万8千人の観客を魅了したが、ネットを揺らしたのは1回。初戦のドイツ戦で喫した0‐4の大敗は、挽回するには重すぎた。

 その試合でもっとも活躍した選手に与えられる「マン・オブ・ザ・マッチ」も喜べない。涙をたたえた目をしばたたかせながら「きょうは僕の日ではない」と悔しげにつぶやいた。今大会、メッシ(アルゼンチン)、ネイマール(ブラジル)と並び、世界の注目を集めたスターが早々とブラジルを去った。

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