「ブラジルＷ杯・Ｈ組、韓国０-１ベルギー」（２６日、サンパウロ）

　アジア最後のとりでだった韓国も散った。１次リーグ突破を決めていたベルギーを攻め切れずに敗れた。アジア勢は９０年大会以来２４年ぶりの白星なしに終わり、４チームがいずれも各組最下位で敗退。アジアの地位低下を招きかねない不振に終わった。

　突破には最低でも２点差以上で勝つ必要があった韓国は攻勢を掛けた。だが相手の守備を崩せないまま、後半３３分にシュートのこぼれ球を押し込まれた。

　今大会の惨敗が、現在４・５（大陸間プレーオフを含む）のアジア出場枠の次回大会での削減につながる懸念もある。来年の国際サッカー連盟会長選で５選を目指すブラッター会長が、大票田のアジア連盟から反感を買う削減案を後押しする可能性は低そうだが、今大会の結果を盾に増枠を求める他の大陸連盟からの圧力にさらされるのは必至だろう。