ギリシャ攻めるも“奇跡”再現ならず…
「ブラジルW杯・1回戦、コスタリカ1(5PK3)1ギリシャ」(29日、レシフェ)
2度目の奇跡は起こらなかった。相手に退場者が出て数的優位を生かして攻めまくったギリシャだったがPK戦の末に敗退。3度目のW杯で決勝トーナメントに初めて進んだものの、1回戦を勝ち抜けなかった。今大会限りで退任するサントス監督は「もっとこのチームで戦い続けたかった」と肩を落とした。
堅い守備が売り物のチームが、これでもかとシュートを打ちまくった。後半ロスタイムに相手GKがはじいたボールをパパスタソプロスが執念で押し込んで同点。1次リーグ最終戦に続く土壇場のゴールで延長に持ち込んだ。しかし、勝ち越し点を奪えず、PK戦開始前に主審に激しく抗議した監督が退席処分になった。「ギリシャの新しい歴史をさらに塗り替えたかった」と指揮官は無念の表情で語った。