メキシコ無念…オチョアPK止められず

 「ブラジルW杯・1回戦、オランダ2‐1メキシコ」(29日、フォルタレザ)

 つかみかけていた準々決勝への切符がこぼれ落ちた。終了間際に連続失点を喫したメキシコが6大会連続のベスト16敗退。自国開催の86年大会以来となる8強進出の夢が散った。

 怒りが収まらない。1‐1の後半49分に主将のDFマルケスがFWロッベンを倒しPKを献上。FWフンテラールに決められた。ダイブにも見える“疑惑の判定”に、エレラ監督は「つくられたPKだ。我々は帰国するが、主審もそうするべき」とまくし立てた。

 後半3分に先制ゴールを挙げたFWドスサントスを同16分に下げた。30分余りを残して逃げ切りを図ったが、先制点以降は防戦一方。GKオチョアが再三のビッグセーブを見せたが最後に力尽きた。今大会2度目のマン・オブ・ザ・マッチに輝いた守護神は「勝利を逃したことを受け止めることは難しい」とうつむいた。

 ブラジルと引き分け、オランダを追い詰めた。喜怒哀楽を体全体で表現する46歳の闘将は、派手なリアクションだけでなく、その戦いぶりでも十分なインパクトを残し、王国を後にした。

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