ファンハール采配不発…オランダ敗退

 「ブラジルW杯・準決勝、アルゼンチン0(4PK2)0オランダ」(9日、サンパウロ)

 ここまでオランダの快進撃を導いてきたファンハール采配が、ついに不発に終わった。2試合連続で延長、PK戦までもつれる消耗戦。準々決勝コスタリカ戦で試合終了間際に投入され、PK戦で2本を止めたGKクルルは、先に3人の交代枠を使い切っていたため投入できなかった。指揮官は「PK戦で敗れるのは最悪のシナリオ」と、硬い表情で現実を受け入れた。

 前日に腹痛で別メニューだったFWファンペルシーは動きが重く精彩を欠いた。頼みのロッベンの個人技も、アルゼンチンのボランチ・マスケラーノにことごとく防がれた。

 下馬評を覆す形で2大会連続の4強入り。伝統的な攻撃サッカーに反する守備的な戦いを批判されながら、スター選手を含む全員が作戦を忠実にこなした。ただ、準々決勝から2試合ノーゴールと堅守速攻の限界も見えた。ブラジルとの3位決定戦も控えるが、指揮官は「素晴らしい大会だ。誰も1次リーグを突破すると思っていなかったのだから」と、淡々と振り返った。

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