ミュラー連続得点王へ「出し尽くす」

 「ブラジルW杯・決勝、ドイツ-アルゼンチン」(13日、リオデジャネイロ)

 史上初の2大会連続得点王は誕生するか。5ゴールを挙げ、トップのロドリゲス(コロンビア)を1点差で追うドイツ代表のミュラーは、アルゼンチンとの決戦に向け「W杯決勝は、サッカー選手として経験できる最高の試合。自分たちの持てる力は全て出し尽くす」と意気込んでいる。

 アルゼンチンとは縁がある。10年3月の代表デビュー戦は0‐1で敗れ、試合後の会見場で敵将のマラドーナ監督に「ボールボーイが座っている」と勘違いされた逸話が残る。4カ月後、南アフリカW杯の準々決勝では開始3分で先制点を奪い、4‐0で快勝。アルゼンチン紙は見出しで「ディエゴ、あの少年の名はミュラーだよ」と、解任となる監督をやゆした。

 前線での豊富な運動量でスペースを突き、守備にも貢献する。「基本的にサッカーは走るスポーツ。さまざまなコース取りがあり、それが自分のスタイルだ。守備ではメッシを高速で追わないと」と決勝を見据えた。

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