横浜Mに制裁金500万円 厳罰化進む
Jリーグは29日、J1横浜Mの男性サポーターによる人種差別的行為があった問題で、クラブに制裁金500万円とけん責(始末書の提出)の処分を科した。欧州のリーグでは黒人選手に対し、サルの好物のバナナを投げ入れる行為が発生しているが、Jリーグで明るみに出たのは初めて。
25日にクラブ側から報告を受けた際には、2010年5月に浦和がサポーターの差別的発言などで制裁金500万円を払った事例が、制裁の基準となる見解を示していた。4年前の場合、複数の規約違反行為があり、村井チェアマンは差別行為に関しては制裁金が200万円だったと明かした上で、「倍以上の制裁額となっている」と、厳罰化が進んでいることを示した。
また、会見した横浜Mの嘉悦社長は、今後のホームゲームでサポーターへの人権講習を開くなどの再発防止策を掲げた。