小林アピール弾決めた!川崎2位浮上
「J1、川崎5-0徳島」(13日、等々力)
川崎は徳島に4‐0で大勝し、勝ち点43で2位に浮上した。視察に訪れた日本代表のハビエル・アギーレ監督(55)の前でFW小林悠(26)が1得点2アシストの活躍で代表入りをアピールした。首位浦和はクラブ史上初となる3試合連続で4得点をマーク。清水に快勝し、勝ち点47で首位を守った。FC東京は神戸と引き分けた。G大阪はFW宇佐美の得点で広島を下し、5位に上がった。
アギーレ監督の前で躍動した。1得点2アシストの活躍を見せた小林は「チームのために走れることはアピールできた」と満足そうな表情を見せた。
まずは前半5分、安柄俊のJ1初得点を絶妙のワンタッチスルーパスでアシスト。さらに前半ロスタイム、エリア左からレナトがあげたクロスを、逆サイドからニアに走り込み、頭で押し込んだ。今季10得点目。2011年以来、自身2度目となる2桁得点で、得点ランキングも3位に浮上。トップを走る大久保に2点差に迫った。そして仕上げは後半16分、レナトのゴールをアシスト。3得点に絡んで、チーム2位浮上の原動力となった。
9月の代表には招集されなかったが、FC東京・武藤ら国内組の活躍には大きな刺激を受けた。「Jリーグの選手が活躍して、みんなにチャンスがあると思うし、ボク自身、もっとアピールしていかないといけない」と口元を引き締めた。
今年4月の代表候補合宿に招集されていたが、故障で辞退した。「4月のケガは本当に悔しかった。(代表に)入りたい気持ちはあります」。10月のジャマイカ戦(10日・デンカS)、ブラジル戦(14日・シンガポール)での代表デビューに向けて、ひたすら走り続ける。