痛恨スコアレス…川崎首位遠のくドロー
「J1、川崎0-0FC東京」(20日、等々力)
首位の浦和はホームに柏を迎えて3‐1と快勝し、リーグ戦3連勝で勝ち点を50に伸ばした。残り10試合で2位川崎との勝ち点差を6に広げ、06年以来8年ぶりのリーグ制覇へ近づいた。川崎はFC東京と0‐0で引き分けた。
首位の背中が遠のく、手痛いドローとなった。「もったいない。非常にもったいない試合になった」。川崎のMF中村憲剛(33)は、渋い表情で90分間を振り返った。
FW大久保、DFジェシの出場停止に加え、MF森谷、DF小宮山、GK杉山が負傷、MF大島がアジア大会で欠場と主力6人を欠く中でも、持ち前のパスサッカーは披露。相手を押し込む場面も見せたが「最後のところの精度というか、ミスもあった。誰が出てもここまでできるんだというものを見せられたからこそ、勝ちたかった」と中村は語る。
リーグ3戦ぶりの無得点。それでもFW小林が「内容は悪くなかった。ポジティブに考えたい」と前を向けば、中村も「ここから勝ち続けるしかない」。その先に、悲願のタイトルを見据える。