手倉森監督が「退屈禁止令」散歩を推奨
男子サッカーのU‐21日本代表は、決勝トーナメント進出を決めたネパール戦から一夜明けた22日、仁川市内で調整した。大会中は基本的に一部練習で時間を持て余すことから、手倉森誠監督(46)は選手たちに「退屈禁止令」を出した。
冗舌な指揮官がユニークな指示を出した。「選手には退屈という言葉を使うなと言いました。退屈は『退いて屈する』と書く。退屈ではなくリラックスだと」
練習は基本的に午前のみ。「退屈です」と漏らす選手もおり、指揮官は敏感に反応。前日に競泳の200メートル自由形で、日本新で金メダルを獲得した萩野公介を引き合いに「どう試合にピークを持って行くのかが大事。そのために、いかにリラックスするか考えないと」と熱弁。気分転換の散歩などを推奨した。
決勝トーナメント1回戦の相手、パレスチナの映像はすでに入手。「意外とガツガツくる。当たりが激しい」と指揮官。心身を休め、激しい戦いに備える。