香川、一瞬のひらめきで先制アシスト!
「欧州CL・1次リーグ、アンデルレヒト0-3ドルトムント」(1日、ブリュッセル)
D組で香川真司(25)の所属するドルトムント(ドイツ)はアウェーでアンデルレヒト(ベルギー)に3‐0で快勝した。香川はトップ下でフル出場し、前半3分に先制点をアシストするなど貢献した。B組で柿谷曜一朗(24)のバーゼル(スイス)はホームでリバプール(イングランド)を1‐0で破ったが、柿谷は出番がなかった。2連覇を狙うレアル・マドリード(スペイン)は敵地で逆転勝ち。A組では前回準優勝のアトレチコ・マドリード(スペイン)がホームでユベントス(イタリア)を下した。
ドルトムントに戻って約1カ月、香川が輝きを取り戻しつつある。今季初出場の欧州CLで先制点をアシストするなど全3得点に絡み「すごく手応えを感じている」と顔をほころばせた。
前半3分、相手守備ラインの前でボールを受けると、ふわりと浮かせたパスを前線へ。走り込んだインモビレがゴール左に蹴り込んだ。「シュートを打とうと思ったが、チロ(インモビレ)が見えた。一瞬のひらめきというか、よく出せたなと思う」と自賛するプレーでチームを勢いづけた。後半24、34分にも好パスで追加点を引き出した。
個人技が中心だったマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)時代とは求められる働きが違い、香川は「まだまだ時間がかかる」と慎重だ。それでも日本代表に復帰した背番号7は、かつてドイツのファンを熱狂させた本来の姿を取り戻すのがそう遠くないことを印象づけた。