G大阪6連勝!A代表ゼロでも強いで
「J1、鹿島2-3G大阪」(5日、カシマ)
G大阪は鹿島に3‐2で競り勝ち、06年以来8年ぶりの6連勝で2位に浮上した。C大阪は清水に0‐3で完敗。神戸は名古屋に1‐3で逆転負けした。広島は柏と0‐0で引き分けた。徳島は首位浦和に1‐2で逆転負けし、次節にもJ2降格が決まる可能性がある。
勢いが止まらない。G大阪が鹿島との上位対決を制し、8年ぶりの6連勝を飾った。「むちゃくちゃ楽しかったっす」。FW宇佐美は爽快な表情で濃密な90分を振り返った。
22歳が輝きを見せたのは、1‐2で迎えた後半26分。中央左でボールを受けると、一瞬の加速でMF柴崎のマークをずらし、低く鋭いクロスでFWパトリックの同点弾を演出した。
「パトリックのことは見ていなかったけど、ストライカーならばそこにいてくれ!!って感じで。ボールを持った時のスピードは勝てると思っていた」。2度リードされたものの追いつき、終了間際に途中出場のFWリンスが決勝弾を挙げた。
国際親善試合のジャマイカ戦(10日)とブラジル戦(14日)に向けた1日の日本代表発表では、宇佐美を含めてG大阪からの選出はゼロ。鹿島からは3人が選ばれただけに「みんな悔しい気持ちは持っている。僕らも負けていないし、技量も持っている」と、悔しさをあらわにした。攻撃に専念するスタイルだったが、得点に絡むことで視察した日本代表のアギーレ監督にもアピールした。
鹿島を得失点差で上回り、2位に浮上。ガンバのエースは「優勝を狙っているし、どの試合でも勝つつもりでやっている」と、どこまでも力強かった。