サッカー元日本代表監督で、四国リーグに所属するＦＣ今治のオーナーに就任した岡田武史氏（５８）が７日、愛媛県庁で中村時広知事を表敬訪問した。チーム支援を要請した上で「１０年後にＪ１優勝」を目標に掲げた。

　すでに練習やクラブ施設の視察を終えた岡田氏は「ＦＣ今治のサッカーが日本代表のサッカーになるように。将来的に日本代表が５人くらい出るチームにしたい」と熱弁。育成年代からトップチームまで一貫したサッカースタイルを指導し、代表チームに多くの選手を送り込むバルセロナ（スペイン）やバイエルン・ミュンヘン（ドイツ）のような常勝軍団を目指すとした。

　今後はスポンサー獲得のため全国を奔走する。中国・杭州緑城監督時代の人脈を生かしてアジアからも資金を集める意向で「実際に中国の会社が１社、ついてくれている」と明かした。

　「自分の人生の中で一番エネルギーをかけるプロジェクト」。並々ならぬ意欲でクラブ経営に挑む。