長友 今度は右肩脱臼で途中交代
「欧州リーグ・インテル・ミラノ2-1ドニエプロ」(27日、ミラノ)
インテル・ミラノの日本代表DF長友祐都は右サイドバックで先発出場したものの前半37分、右肩を脱臼して途中交代した。退場後は右肩から肘にかけての部分を固定し「大丈夫です」と言いながらミックスゾーンを通過。試合はインテルが勝利をおさめ、グループリーグ首位での決勝トーナメント出場を決めた。
左ふくらはぎの故障から復帰したばかりの長友を再び悪夢が襲った。ゴール右サイドにいた長友がシュートのあとに相手GKと接触し、宙に浮いた後、回転しながら地面に落ちた。その際に右肩を強打したものみられている。患部をおさえて痛みに顔をゆがめた長友は、ゴール脇に出て医療スタッフを待った。そして、駆け付けたスタッフはすぐさまベンチに交代の合図を送った。
インテルは試合中に、長友について「応急処置で脱臼部分の右肩を整復(はめ直す)した」と公式発表。また試合後の会見でアウジリオ技術部長は「第一報だと手術の必要はないと聞いている。手術は避けられ重傷ではないと理解している」とコメントした。28日朝のレントゲン検査でも脱臼が確認された。
長友は高校時代を含めると今回が4回目の右肩脱臼。FC東京時代の2009年には復帰までに3週間を要し、インテル移籍後の11年は、プレーするまで1カ月かかっている。