大久保2発!2年連続得点王決定的
「J1、神戸1-2川崎」(6日、ノエスタ)
川崎は神戸を退け、FW大久保嘉人(32)が2ゴールを奪って通算18点とした。新潟-柏は雪の影響で延期されたものの、2年連続得点王をほぼ手中にした。
古巣の神戸相手に最終戦で2発たたき込んだ川崎の大久保が、2年連続得点王を決定的にした。大雪の影響で、新潟-柏が延期となったため確定はしないものの、柏のFWレアンドロとの差は8もある。点取り屋の勲章をほぼ手中にし、「忘れられない1年になった」と、万感の思いを口にした。
パスの配球役のMF中村を負傷で欠いたものの、前半11分に「この辺にはじくな、というところに走り込んだ」と、持ち前のゴールへの嗅覚でこぼれ球を押し込み先制した。後半40分には味方が得たPKを決め、通算18ゴールで長いシーズンを締めくくった。
移籍1年目の昨季は26得点と大爆発した。今季はアジア・チャンピオンズリーグやW杯ブラジル大会とフル稼働。結果的に大きくゴール数は減ったが、32歳のストライカーのゴールへの意欲は衰えることをしらない。
2年連続得点王に輝けば、09~10年の前田遼一(磐田)、10~11年のケネディ(名古屋)に続き史上3人目となる。「ことしはやり続けてきた末の得点王。疲れたけどうれしい」。充実感が表情ににじんだ。