本田いらいら…キッカー譲った
「イタリアリーグ、ACミラン2-0ナポリ」(14日、ミラノ)
本田圭佑(28)が所属するACミランはホームでナポリに2-0で勝った。本田は右FWで6試合ぶりにフル出場した。
勝ったにもかかわらず、本田は試合終了の笛が鳴ると、いらだたしそうに左手で腰付近をたたいた。序盤好調だったアタッカーの影がチーム内で薄くなっていることを印象づける一戦になった。
5月に左脚を骨折してW杯を欠場したイタリア代表MFモントリーボが、2試合前から復帰。主将がチームの中心となり、脇に追いやられた格好だ。
後半の右CK。本田は一度、球をセットしたがモントリーボが駆け寄るとキッカーを譲った。得点が狙いやすい位置のFKも蹴らせてもらえなかった。
中盤の中央で構えるキャプテンとの連係もいまひとつ。守備では後方まで広い範囲をカバーするなど頑張ったが、攻撃で思うようなプレーができず、欲求不満だったことは隠せなかった。