レアル4発快勝!BBC躍動で決勝進出
「トヨタクラブW杯・準決勝、Rマドリード4-0クルスアスル」(16日、マラケシュ)
欧州代表のレアル・マドリード(スペイン)が4-0で北中米カリブ海代表のクルスアスル(メキシコ)を下した。Rマドリードは前半にセルヒオラモスとベンゼマのゴールで2点を先行。後半もベールとイスコが加点し、快勝した。準決勝の残り1試合は17日(日本時間18日)に行われ、南米王者サンロレンソ(アルゼンチン)とオセアニア勢初のベスト4入りを果たしたオークランド(ニュージーランド)が対戦する。決勝は20日(同21日)に行われる。
破壊力は、やはり桁違いだ。欧州王者レアル・マドリードが誇る3トップのロナウド、ベンゼマ、ベールが躍動し、クルスアスルを一蹴した。ベンゼマは「決勝のような気持ちで戦った。すごくうまくいっていると思う」と満足そうに語った。
ベンゼマ、ベールが1点ずつ決め、ロナウドも2点をアシストした。圧巻は後半5分の3点目。自陣からのカウンター攻撃で、イスコのパスをベンゼマがキープし、左サイドを駆け上がるロナウドへ縦パスを送る。抜け出した背番号7が正確なクロスを送り、ゴール前に待ち構えたベールが頭で決めた。3人の速さ、技術、力強さが融合した鮮やかなゴールだった。
10度目の欧州制覇を成し遂げた昨季も攻撃力の源泉はこのトリオだったが、今季は連係面でのさらなる向上が感じ取れる。この3人が相手のマークを引き寄せるため、他の選手も生きる。中盤のイスコや、カルバハルとマルセロの両サイドバックも湧き出るように前線へと顔を出した。
3トップの好調ぶりに、アンチェロッティ監督も満足げだ。「常に集中して、ベストを尽くしてくれている」と余裕たっぷりにたたえた。