静岡学園DF石渡主将“旧友”封じた
「全国高校サッカー選手権・3回戦、静岡学園3-0東福岡」(3日、ニッパ球)
3回戦8試合が行われ、静岡学園(静岡)が、全国高校総体の覇者で優勝候補の東福岡(福岡)を3-0で下し、準々決勝へ駒を進めた。日大藤沢(神奈川)は開志学園(新潟)を破り、初の8強入り。準々決勝は5日に行われる。
破竹の勢いは増すばかりだ。静岡学園が、優勝候補の東福岡をも丸のみにした。2日の2回戦・佐賀東戦に6-0で快勝。この日は後半24分から立て続けに3発を決めた。前線からプレスをかけ最後まで主導権を譲らなかった。
主将のDF石渡(3年)には因縁があった。J1横浜入団が決まっている東福岡のMF中島とは小学生時代、横須賀市選抜でチームメートだった。対戦相手として再会した旧友に自らマークにつき、決定的な仕事をさせなかった。試合後、「(中島)賢星には優勝してほしいと言われました」と、旧友の分まで優勝を誓う。
ただ、快勝にも川口監督は「もう一度、締め直さないといけない」と語気を強めた。古豪が95年度大会以来の頂点を目指す。